2009年06月29日

ドルは売られたり、買い戻されたり・・・





先週末は中国人民銀行が年次金融安定化報告書の中で、改めて米ドル以外の
国際準備通貨の創設を求めたことで、ドル信認低下が懸念されドル売りが進みま
した。96円台に戻していたドル円は、95円前半に反落、ユーロドルは、1.41台へ
と急伸しました。

ところが、本日、周小川人民銀行総裁はバーゼルで記者団に対して、
「中国が準備通貨の方針を突然変更することはない」
「中国の外貨準備政策は安定的」
「中国の4−6月期の成長率は1−3月より高い可能性がある」
などと語ったと伝えられました。
また、UAE中銀のスワイディ総裁は「ドルに代替する準備通貨はない」
「ペッグの対象通貨としてドルに勝るものはない」と語り、ドルとのペッグ制は長期間
持続するという見解を示しました。これらを受けて、本日はドルが買い戻されました。

1971年8月15日のニクソンショック以来、米ドルは、金との交換を打ち切り、世界
経済は米ドルを基軸通貨とする変動相場制によって運営されてきています。
しかし、米ドルはほぼ一貫して減価を続けており、いまや日本を抜いて世界最大の
約2兆ドルもの外準保有国となった中国は、保有ドル債券の目減りを懸念しています。

周小川人民銀行総裁は、一主権国家の通貨である米ドルが世界の基軸通貨であ
ることを否定し、IMFのSDRを基軸通貨にすべきであり、『超国家準備通貨』を創設
すべきであるとの考えを以前より示しています。

SDRの強化を通じた国際通貨改革は、1970年代に起きたドル危機の際にも持ち
上がったテーマでした。当時は過剰ドルを減らすために、IMFに「代替勘定」を設け、
各国が保有するドルの一部をこの勘定に持ち込みSDRに交換するという構想が
持ち上がりました。しかし、膨大な赤字を抱えながらも基軸通貨の強み(旨味?!)
をしっかりと握っているアメリカが認めるわけがなく立ち消えとなったものです。
また、御存じのように「アメロ」という統一通貨構想も頓挫しています。

ところでSDRも単なる引き出し権であって、そのベースは、主要通貨のバスケット
で、現状の為替レートでコンバージョンしたものである以上、市場の為替レートの
変動の影響を受け、現在の基軸通貨である米ドルの影響を大きく受けるのです。
新準備通貨構想につきましては今後も議論されるところとなるでしょうが、現状の
基軸通貨がドルである以上、各国の資産を守るにはドルの価値を下げる方向に
は働きかけられないというジレンマがあるのでしょうね。

さて、アメリカとしてはオバマ政権下で、金融政策には総力をあげてドル復権を
目指しているところです。
今回のFOMCの声明では、ドルの信認維持に向けたものとなっており、これまで
「FOMCは引き続き、金融・経済の動向を踏まえてFRBのバランスシートの規模
や構成を慎重に監視する」となっていたものを、「FRBはバランスシートの規模や
構成を監視しており、その結果としてクレジットと流動性プログラムを調整していく」
と修正されており、金融システムの正常化とともに、潜在的なインフレとドル安の
リスク是正に配慮したものとなっていました。

因みに、FRBが25日に発表した24日終了週のバランスシートの週間報告により
ますと、総資産は前週比469億ドル(2.3%)減の2兆300億ドルとなっています。

余剰ドル資金の回収は、先行きのドル反転上昇へと導くもの
                          となっていくではないでしょうか。。。

posted by そよかぜ at 21:21| Comment(0) | FX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ドルとユーロ




前記事からの続きです。
ウェーバー独連銀総裁は23日、ECBは利下げ余地を使い切ったとの見方を
示すとともに、景気刺激措置を拡大する必要はないとの考えを表明しました。
三尊天井形成過程で、フェイラーとなったユーロドル相場は、このウェーバー
発言により、再び1.4055まで上昇しています。6月3日の1.4337が意識さ
れているようにも見えます。

EURUSD 6.26.gif一方で、ECBは24日、初の期間1年の資金
供給オペを実施し、4422億4100万ユーロ
を供給しました。オペ金利は1年という長期間、
1%の固定金利で制限を設けず貸し出す措置。
ユーロ圏の金利が底を打ったと見られ、オペは
1%で1年間の資金を確定できる最後の機会と
あって、過去最高の1121行が参加しました。オペの結果を受けて短期金融市
場金利は低下し、3カ月物ユーロLIBORは2.6bp低下して1.185%となり過去
最低を更新しました。
このことは、ユーロ圏金利全般の低下につながることが想定されます。

FOMCで、FRBが米国債や住宅ローン関連証券の買い取り目標を現行の総額
1兆7,500億ドルに据え置いたため、今回の資金供給オペはユーロ安ドル高
要因となりそうです。

これらは相反する予想ですが、つまるところ、しばらくレンジ相場ということなの
でしょうか?
また、欧州経営者連盟のセリエール会長は3日付の一部仏紙とのインタビューで、
足元でユーロ高・ドル安傾向が強まっていることについて、セリエール氏によれば
「欧州企業経営者にとっては1ユーロ=1.40ドルが(輸出に悪影響を及ぼす点で)
警戒水域、1.60ドルが(政治サイドなど各方面に)抵抗を開始する水準」というこ
とだそうです。

USDJPY6.26.gifチャートを見ますと遅行線が実態を上回っての
推移となりそうで、上方へのリスクの方が大きく
感ぜられます。ドル円を見ますと、サポート割れ
しており、93円を目指すものと思われます。
ということで、ドル安に向かうとすれば、ユーロドル
は、1.4337を意識する動きに。
先ずは、上を試した後、1.32を目指すものと予想します。


ラベル:FX 為替 投資
posted by そよかぜ at 04:41| Comment(0) | FX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

最近の米長期金利の上昇と景気回復期待





債券利回りを動かす要因に関して、景気回復期待による金利の上昇が
あります。期待実質金利=名目金利−インフレ予想率というフィッシャー
方程式があり、「完全雇用」時に成立します。国債も為替や株式同様、
市場で取引される金融商品ですので、目先インフレが強まると考えられ
ますと、国債相場は下落し、利回りは上昇するのです。
しかし「不完全雇用」のときには、インフレであっても実質の金利は上昇
せず、また、デフレであれば実質金利は、その率だけ上昇してしまうと
いえます。

通常、国債はその国の金融商品の中で、最も安全性の高い商品ですの
で、信用不安が高まれば、国債買い・株売り、国債買い・社債売りの動き
も見られます。この「質への逃避」の動きにより、国債利回りは低下します。

また、財政規模の拡大によって長期国債が増発され、国債の需要が少な
ければ、需要と供給の緩みから国債の価格は下落し、利回りは上昇します。


VIX-TNX.gifTIPS.gif

ところで、米10年債を見ますと、リーマンショック以降、長期金利が低下
し続けてていましたが、今年1月底を打って再び上昇しはじめました。
3月18日のFOMCで長期国債買い入れを表明し、一旦は下がったものの
国債利回りは上昇に転じています。26日クローズで3.52%です。

現状の上昇の要因は、オバマ政権の大型景気対策のための財政支出の
拡大による米国債の大量発行によるものであるという見方。
米国経済の回復期待によって長期金利が上昇しているという見方の2つが
考えられます。

VIX 6.26.gifVIX指数を見ますと、26日クローズで25.93
とリーマンショック以前の数値にまで下落して
います。株価の上昇と原油価格の上昇に見ら
れますように、マネーはリスク資産へ流れ込ん
でいるようです。
リスクはあるが資産価格としての株価は上昇
するという景気循環では金融緩和を背景に
「金融相場」の状態にあります。
実体経済は、景気循環として底を打ったものの
ここから業績相場へ移行していく本格的経済回
復は、まだまだ先のことのように思えます。

先日発表されました米ISM製造業景気指数は44.0と昨年12月の32.9を
ボトムに5カ月連続の改善となっています。しかし、依然として50を下回って
おり、まだまだ楽観できるものではなさそうです。

米紙ニューヨーク・タイムズ電子版が26日、米議会予算局(CBO)のリポート
を基に伝えたところでは、米連邦政府の債務は2023年までに米国の国内総
生産(GDP)を上回る公算があるということらしいです。
次へ続く


 

posted by そよかぜ at 04:24| Comment(0) | FX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

混乱の真っ只中で過去を振り返る・・・ その2





自国通貨安によりドル安政策に転じたアメリカの今後の見通し
としては、ユーロ圏およびEU域内を除くと、世界経済における
決済通貨をドルが独占していることから、グローバル金融危機
によってバランスシートを傷めた世界中の金融機関へのドル
資金の供給が細り、これらの金融機関がドル資金調達が困難
になり、ドルに対する超過需要状態が発生して、アメリカ発の
グローバル金融危機においてでさえもドルが相対的に強くなっ
て行くと思われる。

一方でドル安と金融緩和の結果、先ずはドル安の恩恵をこう
むる企業の増益が見込まれる。企業は金融負担が減少し、
費用が圧縮されることで利益が増加し、積極的な借入も促進
でき設備投資が行いやすくなる。また、投資家の立場からは
金利が安いために、景気回復と企業業績の増益を見越した
期待感から、株をはじめとする投資に目が向くようになり、株
価上昇につながる。

やがて、米国実態経済が回復し始め、利上げ観測とともに
ドル反発局面に移行してゆく。良い意味でのドルが積極的に
買われ、また円売りもしやすい状況になってくると思われる。
ところが、米利上げ局面入りで、ドルは市場の上昇観測とは
逆に反落。金融引き締めを嫌った債券安、株安で債務国通貨
のドルは圧迫される。リスク資産市場全般が不安定化する。
FRBの段階的な金融引き締めを経て、相対的に高まった米
金利がドルを押し上げ始める。

米利上げ打ち止めや景気減速の観測が浮上し、ドル相場は
振れやすくなるが、対米資本流入の米国債からその他債券、
株式、直接投資へ、あるいは新興市場からの米国勢のリパトリ
により、ドルは米国の景気循環、金利循環にそって基調的には
底堅さを維持することとなるであろう。

ウォール街に伝わる相場格言に
「強気相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち 楽観の中で
成熟し、陶酔感の中で消えていく」というのがあるが、景気循環
をよく表した言葉だと思う。

現在は悲観的な観測や、楽観的な観測が入り混じる状況だが、
さて、気になるのは、やがてやってくる景気回復期までの日柄
ということだ。
FRBのウォーシュ理事は、FRBとして金融市場の立て直しに
向けて役割を担う用意はあるが、市場の回復には時間がかか
り、道は平坦ではないとの見方を示している。
2010年辺りまではかかるかもしれない・・・


ここまでが、2007年4月に書いたメモです。

この後、7月26日、ニューヨークの株式市場が大幅に下落しました。
それに引きずられて、翌日には日本、アジア、欧州などの市場でも
株価が下がり、世界同時株安が発生しました。
8月には、仏BNPパリバ傘下のファンドが資産凍結。サブプライム
ローン問題がクローズアップされるようになります。
10月7日NYダウ史上最高14,197.7ドルを記録。アメリカ経済は、
景気循環上では景気の山を迎えました。

リーマン.jpgそして、翌2008年3月ベア・スターンズ
危機を経て、9月15日には、かのリーマ
ン・ブラザーズが連邦倒産法第11章適
用を申請し負債総額6130億ドル(約65
兆円)で破綻。 このリーマンブラザーズ
ショック以来、株価は大暴落し、世界経
済は『100年に一度の金融危機』に見舞
われました。現在も危機が継続中です。
次へ続く

posted by そよかぜ at 04:03| Comment(0) | FX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

混乱の真っ只中で過去を振り返る・・・ その1




昨今の株価上昇は本物か???
混乱の只中において、過去を振り返る・・・
2007年2月の中国上海からの株安、3月の米国の株安を受けて、
2007年4月に『今後のドルの見通し』としてメモしておいたものを
読み返してみました。


ウォール街.jpg現状の世界的経済状況は米国の
サブプライムローン問題に端を発
したもので、世界経済の今後を考
える上で、まず根本的なドルを中
心に考えてみる。

米国の景気悪化により、FRBの金
融緩和が進む状況で資本は米国
から流出し、ドルは下落サイクルに入った。ドルインデックスを
見ても明らかに2006年6月より下落トレンドである。

信用不安から、株価が下落し、株式投資から引き上げられた資金
は、債券や商品に、為替市場では高金利通貨、コモディティ通貨
に流れてゆく。

「過剰流動性相場」「リフレ相場」といわれ株式市場も目先の材料
に一喜一憂し、乱高下を繰り返し、為替市場もその動きにそって
揺れる。ドル暴落など悲観的な情報が目立つようになり、金利は
下落し株価も低迷する。実は、株は絶好の買い場なのかもしれな
いのに人々は弱気になって買えない。

『強いドルはアメリカの国益』というアメリカが、リフレ策の一環とし
DXY 4.24.gifてドル安政策に転じた。基軸通貨
であるドルは、周辺諸国の外貨準
備としての債券投資によってアメ
リカに還流し、資金不足を埋め合
わせ、ドルの価値を安定させること
ができるという世界経済の構図が
ある。不安要素のくすぶる中で株
式市場は目先の材料に乱高下を
繰り返し、商品に流れた投機マネー
もやがて利食いが入り、引き揚げられた資金はオイルもゴールド
もドル建てなので、ドル高となる。必然的に避難通貨であった円や
スイスフランも売られる。基軸通貨であるがゆえの強みである。

しばらく、ドルは金融セクトや企業決算に応じて売られたり、買い
戻されたりを繰り返す。

これまで株式市場が低迷すれば債券価格が上昇して長期金利
が下がり、株安でも米債券の信認に不安は無かった。
ところが最近は、株が下がると債券価格も下がり、長期金利が
上がる逆現象が見え始めた。ここに世界恐慌リスクが感ぜられ
るのである。しかし、度重なるFEDの対策や、今回のG7での合意
により、今後の危機に対する世界の協調が得られることとなった。
このことは、今後の見通しに大きく作用してくるであろう。
次へ続く


 

posted by そよかぜ at 03:47| Comment(0) | FX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月22日

ポンドドル





ポンドドルは、週足で見ますと、雲の下限にあって強気相場では
ありますが、オシレーターでは買われ過ぎを示唆しており、調整
に入るものと思われます。

日足では、まだ上昇余地を残しており、中期上昇相場の途上に
あって踊り場を形成しているようです。

もう少し短期の1時間足を見ますと、オシレーターでは、下降を
示唆しており、短期的な目先のターゲットは、1.6379辺りです。
ここはまた、4時間足では雲の上限に位置し、一旦はは反発す
るところかと思います。

更に調整が進みますと、1.6330辺りも見えます。
取り敢えず、チャートアップしておきます。

GBPUSD 6.22 W.gifGBPUSD 6.20.gifGBPUSD 6.22 H.gif
posted by そよかぜ at 15:56| Comment(0) | FX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

米ドル円




ドル離れ懸念はBRICs諸国によるIMF債の購入です。
ロシアとブラジルは10日、IMF債を計200億ドル相当を引き受け、
外貨準備の運用先を多様化する計画を明らかにしました。中国も
500億ドル相当を引き受ける方針で、ロシア中銀のウリュカエフ
第1副総裁は、「別の手段を利用する機会が生じている」として、
保有する1400億ドル相当の米国債を一部売却する可能性があ
ると発表しました。これらの国がIMF債引き受けに必要な資金調
達に向け、外準のどの資産を売却してあてがうのかが気になる
ところです。

IMFのコニー・ロッツェ報道官は、IMFの理事会が起債案を6月後半
か7月に検討する可能性があるとしています。
このところ見られる円以外の通貨に対するドル売りが、そうした動きに
よるものであったとしますと、円に対しては他通貨のドルに対する上昇
がドル円を引き上げ、ドル円はさほど大きな下落につながらなかった
ものと思われます。それどころか、現状は景気底打ち期待からの円安
が見られ、ドル円は、暴落どころか買われています。

USDJPY6.20 W.gif今後、このまま上昇を続けるには、
5月7日高値の99.64を突破出来
なければなりません。
99.64を突破することが出来ます
と、値幅観測では、3月安値93.53、
4月高値101.43、5月安値93.84
からN計算値により101.74が次のターゲットとして計算されます。

USDJPY6.20.gifチャートを見ますとオシレーターでは、
短期的には上昇の余地を残してはい
ますが、98.40、98.80、99.70辺り
のレジスタンスをこなしていかなくては
なりません。日足では、遅行線が実態
に絡む動きをしており、下降していく
200日線に絡みながらも上値を切り
下げてきています。週足では、雲の下限辺りにあります。個人的には
雲の下限に沿う下方向を見ます。引きつけて戻りを売りたいです。
しかし、慎重にトレードするは、赤いトレンドラインで作られたトライア
ングルのブレイクを待って、仕掛けるべきですね。




 


 

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posted by そよかぜ at 05:44| Comment(0) | FX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月17日

ユーロ円




昨日ユーロは独信用収縮への懸念材料で売られました。また、米経済指標
の悪化による株安を受けたリスク回避の円買いが重なり、ユーロ円は大きく
下落しました。

EURJPY6.16.gif本日は午前には132.55まで売り込まれま
したが、フィボナッチエクスパンションでの
ターゲットが132.61ですので、達成感もあ
り、日経225株価指数の持ち直しと共に
134.21まで買い戻されました。
こちらも、フィボナッチエクスパンションで求
めましたターゲット134.18を達成し、現在
134円付近で推移しています。

EURJPY6.16 d.gif日足を見ますと、ブルトレンドではありながら
も、遅行線は実態ローソク足に絡む動きをし
ていて、ブル・ベアの分岐点にあります。
ここからの上値目処は、135.19辺りです。
下値目処は130.87辺りでしょうか。
4時間足では、どちらかというとベアですが、
株価動向との睨み合いですね。




posted by そよかぜ at 14:17| Comment(0) | FX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

キアッソで1345億ドルにも及ぶ米国債を押収…




US government securities seized from Japanese nationals,
not clear whether real or fake



ASIA_-_ITALIA_-_BOND_WALL_STREET.jpg
Bonds worth US$ 134.5 billion are seized.
This is the largest financial smuggling case
 in history. But are they real?
Concern over ‘funny money’ or counterfeit
securities is spreading in Asia.
 The international press is silent...


6月8日に伝えられたニュースですが、イタリア財務警察が、イタリアとスイスの
国境付近、ミラノから約40kmの街キアッソで、1345億ドル相当の米国債(5億
ドル相当の米国債249枚や、ケネディ債他米政府系債券10億ドル相当を10枚)
を不正に国外に持ちだそうとしたとして邦人2人を捕えたというものです。

一連の出来事はすぐにローマのアメリカ大使館に伝えられ、イタリア財務警察だ
けでなく、これら二国のシークレットサービスも捜査に従事することとなったようです。

注目点は、1345億ドルにも及ぶ米国債が押収されたということですが、それも
本物であるか偽物であるか判別しにくいほど精巧にできているものらしいという
ことです。

数ヶ月前から、アジア全域に偽造通貨流通の怖れが拡がっており、この資金移動
に関わって利害関係を持つのが一体誰なのか、様々な憶測が飛び交いそうだと
思っていたのですが、この件に関して、日本でニュースを目にしません。
日本人ではなかったということでしょうか?

この件に関しまして何方か、ご存じの方がいらっしゃいましたら、
コメントをよろしくお願いしますm(__)m。



posted by そよかぜ at 08:53| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月16日

国家の枠組みを超えたスーパー通貨





国家の枠組みを超えたスーパー通貨が誕生へ=ロシア大統領

メドベージェフ大統領.jpg 

ロシアのメドベージェフ大統領は16日、
ドルなどの既存の準備通貨はその役割を
果たしておらず、国家の枠組みを超えた
スーパー通貨が誕生する可能性が高い
との認識を示した。

 

大統領は会見で
「国家の枠組みを超えた準備通貨が誕生する
可能性が高い。規模は限られるだろうが、国際決済に用いられ
る可能性が高い」
と発言。
 「今の通貨システムは理想的ではない。インフレリスクなど
様々なリスクがある」
と述べた。
                       
               [エカテリンブルク(ロシア) ロイターより]


ウリュカエフ中銀第1副総裁のIMF債購入のため外貨準備高に
占める米国債の比率を引き下げるとの発言。また、国際的な準
備通貨としての米ドルの役割が近い将来に変化する可能性は
低いとのクドリン露財務相の発言など。
いやいや、ロシアは日替わりで要人の発言により、マーケットを揺さ
ぶってくれますね。何か意図した国家的企みでしょうか??
蔭では、ロシアンネームが暴れていそうですね。。。

posted by そよかぜ at 20:37| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ユーロとポンドの反発





ドイツの6月ZEW景気期待指数は42.7となり、市場予想の34.0を大幅に
上回る好結果となったことで、ユーロが対ドル対円で反発しました。

EURUSD 6.16.gifユーロドルの4時間足チャートですが、
右側にの小さなダブルトップらしきものが
形成されつつありましたが、ZEWの好結
果を受けてネックライン辺りまで反発しま
した。1.4050辺りまで戻りがあれば、売
ってみたいですね。


EURGBP 6.16.gifところで、ユーロはポンドに対しては弱く、
ユーロポンドは安値を更新中です。
下落トレンドにありますユーロポンドは
現在0.8447です。ターゲットは、0.8335、
更には、0.7618というのも見えますが、
当面の下値目処は0.8234辺りまで、
上は反発があれば0.8635辺りまでも
考えられ、このゾーンで時間的調整が済めば、0.8000に向けて下落再開
となるように見えますが…

GBPUSD 6.16.gifポンドは5月CPIと小売物価指数が、予想を
上回る好結果とあって、これまた反発してい
ます。売られていましたポンドドルは、日足
の転換線辺りで反発し、再び38.2%辺り
(2.1161−1.3503)のところに戻していま
す。打たれ強いですね。やはり節目節目で
しっかりと利食っていかないと置いてけぼり
にされそうです。

この後、NY時間には米指標もあり、株式市場にも注意を払いたいです。

ラベル:ポンド 投資 為替 FX
posted by そよかぜ at 20:12| Comment(0) | FX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ドル買い円買いに




ユーロドルはヘッドアンドショルダーのネックラインを下回り、ポンドドルは
ダブルトップを形成しそうです。ドルスイスも1.09を上回り、ドルは俄然買
われています。

XJY 6.15.gifクロス円の下落に連れてドル円も97円台
になりましたが、転換線が本日は97.37
辺りにあり、97円前半では買われそうで
すし、96.67辺りには200日線が走って
いますので反発しそうです。

円インデックスでは、先週より若干の円高
となっていますが、クロス円が落ち着きますと、今度はドル円が勢い良く
買われることになるかもしれませんのでクロス円のショートカバーには要
注意です。(99.60辺りを試しに行きそうな…)











ラベル:FX 為替 投資
posted by そよかぜ at 08:20| Comment(0) | FX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月15日

ロシアが米ドルへの信認票を…

ロシアが米ドルへの信認票を投じ、ドルは買われているようです。

The dollar found support on Monday in foreign-exchange
markets as Russia gave a public vote of confidence in the
US currency.


ブルームバーグによるとロシアのアレクセイ・クドリン財務相がG8財務相
会議で、ドルは「良好な状態」にあると語ったようです。
ディミートリ・メドヴェージェフ大統領がドルの世界基軸通貨としての将来
性に疑問を呈したのは、まだ記憶に新しいところですが、クドリン財務相は
“It’s too early to speak of an alternative”と語り、ブラジル、ロシア、
インド、中国の四大新興市場は5月に自らのドル建外貨準備を600億ドル
以上増やしており、米ドルが引き続き世界金融システムにおいて圧倒的存
在であることを強調しています。


BRICs首脳会議では新基軸通貨問題は協議しない見通し

ロイターの伝えるところ、ロシアのプリホジコ大統領補佐官は14日、16日
に同国エカテリンブルクで開催するBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)
首脳会議では、新基軸通貨構想について協議しない意向だと述べました。


右下に、ぴかぴか(新しい)金の宝箱ぴかぴか(新しい)が出ました。
よろしければ、クリックしてキャンペーンに応募してくださいね。
posted by そよかぜ at 20:54| Comment(0) | FX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月14日

ポンドドル




このところ大きく動きましたポンドドルを振り返ってみます。
先々週、英ブラウン首相の辞任観測から大きく売られたポンドでしたが、
先週には、首相辞任騒動が収拾に向かったことでポンドドルは1.58から
1.66まで反発をみせました。

その大きな上昇の背景には、ロシア高官による米国債からIMF債への
転換発言がドル売りを誘ったことによるポンド買いが大いにあります。
また、11日には英国立経済社会研究所(NIERS)が発表したGDP予想
が-0.9%と前月の-1.5%から改善し、NIERSはリセッションが終焉した
との見方を示したことなどもあります。

200906130022a.jpgそんな中、12日には、米ブラックロックが英バークレイズ
のBGIを買収することを正式に合意というM&Aのニュー
スが聞かれ、ポンドの更なる上昇を期待したのですが、
流石に800ポイントものV字回復ですから、M&Aの
ニュースも織り込み済みでの上昇であったのか調整売
りとなりました。チャート上では、ダブルトップの形となり、
システムも作動したのでしょうか?1.6619より1.6331まで売り込まれました。

BLK 6.12.gifBGI買収により資産規模は約2兆7000億ドル
に倍増し、世界最大の資産運用会社になると
見られ、買収合意が好感されブラックロックの株
価は順調に伸びていましたが、格付け機関S&P
がブラックロックの格付けを「A+A−1」に引き下
げ、見通しを「ネガティブ」と発表したことから、
ユーロが買い戻される切っ掛けになったようです。

その直後、デールBOEチーフエコノミストによる「出口戦略の方法は、利上げか
資産の売却、もしくはその双方の可能性も」とのコメントを受けてポンドが買い戻
され、12日の売り込みから61.8%まで戻す動きに、その後は、G8睨みポジショ
ン調整で売られて、1.6442と38.2%のところで引けました。

GBPUSD 6.12 W.gifこうしてファンダメンタルズでは色々解釈できそう
ですが、チャートで動きを見ますとわかりやすい
値動きとなっています。
週足を見ますと、先週は上髭の長い陰線でしたが、
もう一度、雲抜けの試しに出たところ、ここ一か月
の急速な上昇でしたので雲の下限にあって、もう
一調整欲しいところだったようです。

GBPUSD 6.12 4h.gif6月3日高値1.6661から8日安値1.5801の61.8%
戻しが1.6333ですので、週末でもありG8を控えての
ポジション調整の動きにより、1.6331までの下落の後、
短期的な売り込みに対する買い戻しなどで1日値幅の
61.8%辺りへ上昇も38.2%辺りへ戻して落ち着いた
ようです。


GBPUSD 6.12 15m.gifさて、今後ですが、週足を見ましても行く手に厚い雲が
立ちはだかり、突き抜けるには、もうしばらく時間的調
整が必要に見えます。
上にも下にも可能性を残した位置にあり、ドル次第と
いうところでしょうか。攻略法は、ボラが大きいので、
1分足チャートでボリンジャーバンドを活用しての短期
のジョビング、或いは、動き出してからフィボナッチの
節目節目で完結させるトレードが有効かと思います。

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posted by そよかぜ at 23:15| Comment(0) | FX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月12日

ポンド




次回のFOMCで長期金利上昇について検討するとの報道を受けて、期待感から
ドル買いの動きになっています。
また、フィッシャー・BOEマーケットディレクターの「ポンドの実質的な下落が輸出
を支援するはず」との発言に、ポンド売り安心感が出た模様です。
ということで、ポンドドルは、私の期待に反して逆方向に向っています。
ダブルトップ形成と見たポンド売りとなったのかもしれません。

GBPUSD 6.12.gif柔軟に対処します。
ネックラインは1.5801ですから、完成すれば
ターゲットは1.5000辺りを見込めることにな
ります。フィボナッチエクスパンションで求めま
すと、1.6075、1.5740、最終ターゲットは
1.5197となりますが、さて、どうなりますやら・・・

椅子取りゲームでは、ユーロがはみ出そうなので、ユーロポンドのショートの
方が無難かもしれません。。。


iTraxx Japan S11 6.12.gifところで、話は変わりますが、日経平均株価が
8カ月ぶりに終値で1万円を回復しました。
これは、iTraxx JapanのCDS指数(5年)の
チャートです。
 6月11日のCDS指数(実勢値)は、年初来安値
を更新し、前日比−4.60ポイントの151.00%
となりました。
CDS指数が低くなるということは、日本企業に対
する信用不安が後退しているということですので
株式市場にマネーが流れやすい状況にあると思われます。

そろそろ調整売りが出そうですが、買いそびれていた向きが押したところで買いに
向かいそうですので、もう少し上値が期待されますね。

ラベル:FX 為替 投資
posted by そよかぜ at 18:43| Comment(0) | FX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ドル全面安




先ずは、注目していました債券市場からです。米債は反発(利回りは低下)しました。
5月の米小売売上高が前月比0.5%増加、新規失業保険申請件数が、60.1万件と
前週から2.4万件減少など堅調な経済指標の発表を受けて、債券売りが優勢となり、
米10年債利回りは4.004%まで上昇しました。

しかし、入札を前に10−30年債のスティープニング取引やヘッジファンドの大口買い
などで反転。米30年債入札がまずまずの内容になったことや需給懸念の改善などか
ら一時3.807%まで急低下しました。

米30年債入札は、前月の入札額である140億ドルから110億ドルに減少、最高落札
利回りは4.720%と市場予想の4.800%を下回りました。応札倍率は2.68倍と、前
月の2.14倍から上昇。海外中銀を含む海外投資家の応札比率も前回の33.0%を
大幅に上回る49.0%とまずまずの結果となりました。

こうした債券市場の動きを受けて、ドル売りが強まりドルは全面安に、円や他の主要
通貨に対して売り優勢となっています。

ところで、先程入りました情報では、4月に英銀大手バークレーズの資産運用部門
BGI(バークレーズ・グローバル・インヴェスターズ)売却の話しが出ていましたが、
米投資会社ブラックロックがこのほどBGIを総額135億ドルで買収する事が正式に
合意されたということです。欧州時間には、ポンド買い・ドル売りが期待されます。
ポンド主導でのドル安になるかもしれませんね。

ラベル:投資 為替 FX
posted by そよかぜ at 10:42| Comment(0) | FX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月11日

債券市場の動きに注目





昨日の動きで目立ったものは、米国債利回りが上昇し、ドルが買い戻されたことです。
その背景には、ロシア中銀のウリュカエフ中銀第一副総裁が外貨準備のうち米国債を削減、
米国債の保有率を次第に引き下げてIMF債を購入する方針と表明したことなどがあり、
連邦議会議事堂.jpgまたブラジル財務相もIMF債購入を表明、そして、
ラッカー・リッチモンド連銀総裁が早期の利上げを
示唆したことが長期債売りに繋がりました。
昨日は、10年債入札が行われました。応札倍率は
2.61倍と、2007年9月以来の高水準をつけ、海外
中銀を含む海外投資家の応札比率は34.2%と、前
月の31.9%を上回りました。しかし、最高落札利回
りは3.990%となり、市場予想の3.975%を上回るもので、
最高利回り落札率が46.85%と米10年債に対する人気のなさが表れ、不調な結果に終
わっています。

本日の入札は、今週行われる総額650億ドルの米国債入札の最終回に当たり、30年債
110億ドルのリオープン入札となっています。

ベージュブックは景気に対して経済情勢の弱さが強調され、比較的慎重な見方となりました。
これを受け、景気の早期回復期待が後退し、ダウ平均は100ドル安を超える下げ幅を記録
することとなり、NYダウ平均は、前日比24.04ドル安の8,739.02ドルで取引を終えました。

DXY 6.11.gif為替市場では、ドル買いが加速するかたちとなっています。
ドルインデックスを見ますと、6月2日に78.33をマークして
持ち直し、反発を続け、8日81.47まで回復するも再度ドル
売りに、10日には転換線も下抜けていよいよドル売り加速
かと思われたところ、またしも反発して80を回復しています。
債券市場の動きに一喜一憂の状態です。

ポンドが強さを見せていますが、英中銀金融政策委員会のバーカー委員は、英国で低金利
がしばらく続く可能性があり、国内経済の回復が持続的なものかどうかは依然不透明だとの
見方を示したと地方紙レスター・マーキュリーが昨日伝えています。
ポンドの買われ方も、脆さが感ぜられます。

本日も債券市場から目が離せません。

ラベル:FX 為替 投資
posted by そよかぜ at 11:29| Comment(0) | FX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月08日

これからの展開は?





先週はドル安が進行し、ユーロ、ポンド、カナダドル、オージードルなど各通貨に
対しドルが年初来安値を記録しました。しかし、英欧加各中銀の政策金利発表を
前に、調整のドル買い戻しが入り、その後英国の政局不安でのポンドの乱高下、
原油高に支えられてのカナダドル買い、ユンケル議長が対ドルでのユーロ高は
歓迎できないとの発言にユーロ売り、そして迎えました週末のNFPを契機にドル
買いが急速に強まる展開となりました。

ドル買いの背景には、ロックハート米アトランタ連銀総裁の「FRBは、量的緩和
政策を維持しながら利上げする可能性」という発言に、早期利上げ観測から米国
2年債の利回りが急上昇したことも指摘されているようですが、株式市場の堅調な
展開や、米雇用者数の34.5万人減と予想以上に改善したことで景気回復への
期待感が先行している現状での政策金利の引き上げは、現実的でもないように
思えます。

yen_euro_dollar.jpg今回のドル買いは、商品相場の利益
確定売りや、ドル売りに対する買い戻し、
といった次なる展開に向けての調整で
あったように思います。
これからの展開は、新たにドル買いが
進められるのか、或いは、ドル売りが、
再開するのか思惑で乱れる相場にな
りそうです。

ただチャートを見ますと、ユーロドルでは、5月28日安値1.3793が意識されて
いるように見えます。1.3850辺りまでの下落は見込めそうです。
またポンドドルも4時間足では雲の下限も抜けているようですので1.5750辺り
までの一段の下落の可能性もありそうです。

ラベル:FX 為替 投資
posted by そよかぜ at 08:38| Comment(0) | FX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月04日

新たな準備通貨をめぐって






ポンドドルは2008年9月高値1.8668から今年1月安値1.3503まで急落、
ようやく61.8%戻し地点まで到達しました。円キャリー全盛の2007年頃の
高値2.1161から見れば、半値に戻るまでまだ600ポイント以上ありますね。
つくづく、ポンドショートの膨大さがわかるようです。

GBPUSD 6.4.gifウィークリーで見ますと雲の下限で調整
といったところでしょうか。
選挙投票前にポンドロングの利食いが
でているのでしょうね。



XBP 6.3.gifこのところめっぽう強そうに見えますポンド
ですが、ポンドインデックスを見ますと、
輪転機を回し過ぎたドルが世界的に余って
きたということでしょう。やはり、ドル安相場
でのポンド高であって、ポンドが強いという
のではないようですね。
金融危機対策と所得税・法人税の減収で
財政赤字が急増し、トリプルAの格付けが
危うくなっている英国です。マーケットにあ
るショートポジションが解消されますと、
ドルに対しては、やはり、売られることになる
のだと思います。
今回の調整後、再び上昇します過程では、売り場探しの旅となるかと思われます。

ところで今回のロシアのメドヴェージェフの新たな準備通貨創設発言ですが、
IMFのSDRを準備通貨的な地位に押し上げるということのようです。SDRの
価値を決める為の通貨の多様化、現在のドル、ユーロ、円、ポンドへ人民元
の追加?などが考えられ、相対的にドルの構成比率が低下する可能性が
考えられます。しかし、IMFは出資金によって議決権配分比率が決まります
ので、出資比率が現状から変わらないのであれば、SDR制度の変更も難し
いものがありそうです。

昨日はまた、インド、日本、韓国金融当局者が共同で「主要準備通貨としての
米ドルに代わる通貨は無い」「米国のソブリン格付け引き下げがあったとしても、
外貨準備政策に影響はないだろう」とのコメントを発表しました。

ドルインデックスが奈落の底に落ちて行くというのもまだまだ考えにくいところです。
しかし、米政府の財政悪化は米国債の下落傾向を促し、つまるところマネーは、
ゴールドやコモディティに流れていくのではないかと思います。

ラベル:FX 為替 投資 ドル
posted by そよかぜ at 08:18| Comment(0) | FX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月03日

ドル円やユーロ円での円高材料




おはようございます。ドルはずいぶん売られていますね。
欧州通貨買いが円売りと相俟ってクロス円が堅調なためドル円もつり揚げられて
然程円高にはなっていませんが、切っ掛け一つでそろそろ調整があってもよさそ
うですね。ここにきて、円高材料が出ています。但し、円売り材料もあって相殺さ
れるのかもしれませんが・・・

さて、円高材料2つです。

●以前に4月の税制改正で創設されました外国子会社配当益金不算入制度に
触れましたが、今回これを利用して、光学ガラス大手のHOYAが欧州の子会社に
ある資金約1200億円を日本に還流させる方針と報じています。早ければ10年
3月期中に実施に向けてということのようです。
この制度は恒久的な措置ですので潜在的な円高圧力という程度のものにとどま
りそうですが、切っ掛けとして利用されるというのはありかなと思っています。

●ロシアのメドベージェフ大統領は、米CNBCとのインタビューで、経済危機によって
1944年のブレトン・ウッズ協定に基づく通貨システムの欠陥が浮き彫りになったと
し、国際体制の見直しを求めています。
大統領は「米経済危機によって、ドルに対する認識は当然変化した」との見方を示し、
「世界にはより多くの準備通貨が必要だ」と指摘。「近い将来、より多くの準備通貨を
創設することが課題になる」と述べました。
また、世界最大の外貨準備を持つ中国が、IMFの特別引き出し権(SDR)を新たな
超国家通貨のベースにするというロシアの提案を支持しているようです。

ユーロ円やドル円は売られやすい材料ですね。

ラベル:投資 為替 FX
posted by そよかぜ at 10:02| Comment(0) | FX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月02日

GMが破綻しました





GMが破綻しました。15日には、2010年終わりまでに
全米に5969あるディーラーのうち、約40%に当たる
2369店舗を削減すると発表しましたが、工場閉鎖も
相次ぎ、外貨獲得としての自動車産業は縮小、雇用も
削られ、米国の経済規模はマイナスに向かいます。

再生計画では、速やかな売却手続きにより会社規模を
大幅に縮小し、破産手続きの60─90日以内での完了
を目指すこととしています。新生GMと旧GMを選別す
るにあたって、GMは363セールと呼ばれる連邦破産
法363項に基づく資産売却を行うとし、新生GMの資産
は米国とカナダ政府、全米自動車労組(UAW)や無担
保債権者によって保有される新会社に移管されること
になります。

GMは破産法適用申請によってダウ構成銘柄にとどまる
資格を失いました。尚、ダウ・ジョーンズ・インデクシズは
GMに加えてシティグループも構成銘柄から除外し、損害
保険大手トラベラーズとネットワーク機器大手シスコシス
テムズを採用する方針を明らかにしています。
銘柄変更は8日の取引開始から実施されます。
株価の変動に要注意ですね。

米国の10年債利回りが再び3.7%を越えてきました。
最近の流れは不況時の株高を演出するため、CTAが
商品、株式相場と債券相場が負の相関になることを意識
してディールをしているらしく、株先買のリスクヘッジとして、
債先売を出すことによって起きているようです。
ただ先日のように株安、債券安となった場面では、ロス
カットを余儀なくされ、為替市場へ大きく影響しました。

債券利回りの上昇は住宅ローン、自動車ローンなど消費
に影響してきます。GMの再建資金に多額必要とされ、米
国債増発懸念がやまないところです。
今後も債券市場には目が離せません。


ラベル:GM FX NYダウ
posted by そよかぜ at 08:15| Comment(1) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月01日

米GM、日本時間1日21時に破産法申請へ




:::::米GM、1日午前に破産法申請へ=大統領も演説−CNN::::::::::::::::::

 【ニューヨーク31日時事】米CNNテレビは31日、経営危機に陥っている
自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)が6月1日午前(日本時間同日午後)
に連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)を申請すると報じた。
一方、オバマ米大統領は1日午前11時半(同2日零時半)にこの件について
演説を行う。複数の関係筋の話として伝えた。(2009/06/01-05:53)

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


伝えますところでは、GMが破産法を申請するようです。
米景気悪化、雇用悪化でドル売り?
リスク資産回避の動きでドル買い? どちらの動きも出そうです。
posted by そよかぜ at 07:08| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ドル安相場は継続するか??




ドル売りが加速していますが、さて6月の相場はどのように進展するでしょうか?

Ted Spred.gifTEDスプレッドを見ますと、昨年のリーマンショック
で400bpも超えるものとなりましたが、その後の
各国の対応により、短期的な流動性懸念は後退し、
今年に入りますと警戒水域といわれる100レベル
での推移をしていました。
そして今月に入りますとスプレッドが急速に縮まり
通常時のスプレドに落ち着いてきています。
こうしたリスク懸念の低下により債券市場から株式市場、商品市場へとマネーは
流れているようです。

債券市場では、米国の財政赤字拡大の懸念から国債は売られ、長期債利回りは
米10年債.gif上昇していましたが、3月のFOMCにおいて長期債
の購入実施が発表されて、一時低下しました。
しかしその後は再び上昇基調に転じています。

こうした米国債の利回り上昇を受け、市場では米国
債および米住宅ローン担保証券の買取を実施して
いるFRBが、買取枠を更に拡大するという見方が広
がりつつあり、財政赤字拡大懸念でもドルは売られ
やすくなっているようです。

しかし、FRBは米債利回りの上昇を経済の回復と捉えているようです。
5月の米議会の公聴会で、バーナンキFRB議長は米国債買取について特定の金利
水準に設定しようと試みていないと発言しており、またFOMC議事録(4月28-29日
開催分)によりますと、量的緩和、特に国債の買い取り策が導入されたのは、長期
金利の低下を促し、景気を刺激するのが目的で国債の買い取り枠が拡大すれば、
債券価格の上昇を通じて、景気刺激効果が一段と高まり、物価の下落を押しとどめ
ることにつながることから、デフレ阻止にも有効となるとの判断があるようです。

さて、総額1,010億ドルのリスクイベントが終了しました。今回の入札では海外投資
家からの需要が続き、応札倍率はいずれも2倍以上で概ね堅調な内容でした。5営
業日ぶりに反発をみせ、利付き国債入札は6月9-11日まで予定されていないことも
あり、米国債相場は大幅続伸し、10年国債は前日終了時より0.15%低下し3.46%
に、2年国債は前日終了時より0.05%低下し0.91%に、3ヶ月ものTビルは前日終
了時より0.01%低下し、0.12%となっています。

先日のS&P やムーディーズによる格付け見通しでも、米国債の最高格付けの維持
が確認され、現状の為替市場では、株高、債券高での好ましいドル安とも言えそうで
す。とは言いましても、底流にあります米財政収支への不安は拭えるものでもなく、
マーケットは疑心暗鬼でボラタイルな展開となっています。

こうしました時には、比較的長いスパンでのチャートを見ますと、大まかな方向性を
見失わないように思います。

ガイトナー米財務長官は北京に到着、中国公式訪問が始まりました。米国債とドルの
安定化協調を再確認する可能性もあり、ドル買い戻しに繋がるかもしれません。
また、明日には、米GMの破産法適用申請の結果が発表されます。
DXY 5.29.gifドルインデックス週足を見ますと、雲の下限を突き抜
けており、一段のドル安が進みそうに見えます。
逆に、買い戻しとなりますと踏み上げ相場となり一気
に上昇しそうでもあります。

6月は早々から波乱ずくめの様相のようです。


 

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ラベル:FX 為替 投資
posted by そよかぜ at 01:05| Comment(0) | FX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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